【乗り換えで保険料大幅カットも可能】自動車保険の割引まとめ

自動車保険には多種多様な割引があります。

例えば、自動車の装備による割引(ハイブリッド車割引、福祉車両割引、ASV割引等)だとか、運転が上手な人に対する割引(ゴールド免許割引等)だとか、損害保険会社のコスト削減につながる割引(インターネット契約割引、Web証券割引等)といった割引です。割引が適用されれば、保険料は数%から数十%安くなります。自動車保険の年間保険料が10万円前後になることを考えれば、けっこう大きな割引額ですよね。

ただし、割引内容は自動車保険によって様々です。ハイブリッド車だと割引される自動車保険もあれば、電気自動車だけ割引される自動車保険もあり。割引されるされないでもちろん保険料は変わります。同じ補償内容なんだけど、A社の方が全然安い!っていうのが当たり前にあるのが自動車保険です。

ということで、既に自動車保険に契約されている方でも、一度他社の自動車保険と比較をしてみましょう。ネットを使えば自動車保険の一括見積もりは簡単にできます。この記事では、自動車保険の主要な割引をご紹介します。

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新車割引

適用条件 始期日(契約開始日)が契約するクルマの初度登録から49ヶ月以内(自動車保険によって条件異なります)。
適用対象車種 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車
割引率 2%~38%くらい(自動車保険によって大きく異なります)

新車であれば大半の自動車保険で割引が適用されます。

新車の自動車保険は長期の契約につながるので、損害保険各社喉から手が出る程ほしい契約。といことでかなり大きく割り引いてくれます。損害保険各社の割引内容は下表のとおりです。

損害保険会社 割引有無 適用条件 割引率
東京海上日動 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 2%~40%
損保ジャパン あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 1%~40%
三井住友海上 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 不明
あいおいニッセイ同和 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 不明
共栄火災 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から25ヶ月以内 4%~16%
ソニー損保 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から25ヶ月以内 9%
三井ダイレクト損保 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 不明
イーデザイン損保 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から25ヶ月以内 不明
おとなの自動車保険 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 不明
アクサダイレクト
チューリッヒ保険 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から25ヶ月以内 不明
楽天損保 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 8%~12%
SBI損保 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から25ヶ月以内 不明
セコム損害保険 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から49ヶ月以内 不明

ほぼ全ての損害保険各社で新車割引があります。違いは適用条件が25ヶ月か49ヶ月かですね。一昔前は25ヶ月だったんですけど、最近は49ヶ月に延長される損害保険各社が増えてきています。

割引率も各社各様なんですが、必ずしも他社より高い割引率だと、保険料も安くなるとは限りません。

  • 基本保険料がそもそも高い。
  • 保険料全体に割引が適用されるわけでなく、保険料の一部(車両保険だけとか)しか割引が適用されない。

といったことが往々にしてあります。割引率はあくまでも目安です。

ASV割引(衝突被害軽減ブレーキ割引)

適用条件 ・契約した自動車に衝突軽減ブレーキが装着されていること。
・契約開始日(始期日)が契約した自動車の発売年月の年度に3を加算した年の12月末以前であること。
適用対象車種 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車
割引率 9%

最近増えてきている衝突軽減ブレーキが装着されている自動車に対する割引です。衝突軽減ブレーキが装着されていれば、事故にあったとしても被害が軽減される可能性が高いですよね。その分、自動車保険の保険料を割引しますよ、という割引です。

しかし、衝突軽減ブレーキが装着されていれば必ず割引されるわけではありません。割引が適用されるのは、自動車が発売された年度から3年以内の12月末以内に契約した場合という複雑な条件があります…。

例えば、

  • 自動車の発売年月が2019年11月

だった場合は、

  • 2022年12月末までに契約すれば割引対象になる。
  • 2023年1月以降に契約すれば割引されない。

ということになります。

ASV割引の詳細は↓に書いています。こちらもご参考に。

ASV割引とは。

福祉車両割引

適用条件 契約した自動車が福祉車両だった場合。
適用対象車種 全車種対象
割引率 3%くらい(自動車保険によって異なります)

車椅子の方でも運転可能であったり、身体が不自由な方が無理なく乗車できるように工夫がされているといった福祉車両も自動車保険の割引対象になります。

損害保険各社の割引内容は下表のとおりです。

損害保険会社 割引有無 割引率
東京海上日動 あり 3%
損保ジャパン あり 3%
三井住友海上 あり 不明
あいおいニッセイ同和 あり 不明
共栄火災 あり 3%
ソニー損保
三井ダイレクト損保
イーデザイン損保
おとなの自動車保険
アクサダイレクト
チューリッヒ保険
楽天損保
SBI損保
セコム損害保険

ネット通販型の自動車保険は福祉車両割引ありません…。福祉車両に乗車されている方は、代理店型の自動車保険の方が保険料が安くなる可能性ありです。

ちなみにですが、福祉車両割引はこの後書くEco割引と同時に割引されません。Eco割引が適用されれば、福祉車両割引は適用されないということが多いです(福祉車両割引とEco割引は同じ割引率なので結局損得なし)。

Eco割引(ハイブリッド車割引・電気自動車割引)

適用条件 契約した自動車がハイブリッド車、電気自動車、CNG車であり、始期日(契約開始日)が契約するクルマの初度登録から13ヶ月以内であること。
※福祉車両割引と同時に割引することはできません。
適用対象車種 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車
割引率 3%くらい(自動車保険によって異なります)

環境に優しい自動車だからって事故にあう確率が低くなるわけではないのですが、政策的な要請により(ハイブリッド車を普及させるため)できたのがEco割引です。損害保険会社によってEcoカー割引とか、先進環境車割引とか、ハイブリッド車割引とか名称は様々です。

損害保険各社の割引内容は下表のとおりです。

損害保険会社 割引有無 適用条件 割引率
東京海上日動 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内でハイブリッド車・電気自動車・CNG車のいずれか。 3%
損保ジャパン あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内でハイブリッド車・電気自動車・CNG車のいずれか。 3%
三井住友海上 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内でハイブリッド車等。 3%
あいおいニッセイ同和 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内でハイブリッド車等。 3%
共栄火災 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内でハイブリッド車・電気自動車・CNG車のいずれか。 3%
ソニー損保 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内で電気自動車。 1,000円
三井ダイレクト損保
イーデザイン損保
おとなの自動車保険 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内でハイブリッド車・電気自動車のいずれか。 1,200円
アクサダイレクト
チューリッヒ保険 あり 始期日(契約開始日)が初度登録から13ヶ月以内で低公害車。 不明
楽天損保
SBI損保
セコム損害保険

割引が適用される条件は各社異なります。電気自動車だけ割引されたり、「低公害車」とざっくりまとめられていたり。さらに、損害保険会社によって「ハイブリッド車」の定義が微妙に異なります。A社ではハイブリッド割引適用対象外だったのに、B社だと適用されることもあり得ます。

ということでハイブリッド車に乗られている方は、損害保険会社の見積りを比較してみることをおすすめします。新車でハイブリッド車を購入して2年目の契約更改のときなんかに一括見積もりしてみると、損害保険会社の乗り換えでググっと保険料が安くなることもあります。

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ゴールド免許割引

適用条件 契約時点でゴールド免許であること。
適用対象車種 全車種対象
割引率 7%~15%くらい(自動車保険によって異なります)

ゴールド免許を保持している方は、明らかに事故を起こす可能性が低い。よって自動車保険の保険料が割引になります。合理的ですね。

自動車保険には免許証の色による保険料の決め方が2パターンあって、

  • 「ゴールド免許割引」として保険料が割引になる。
  • ゴールド免許だと基本保険料が安くなる(「割引」にはしていない)。

なんですけど、結果的にはどちらも保険料が安くなることに違いはありません。概ねどこの自動車保険も契約するときには免許証の色を質問され、ゴールド免許だと保険料が安くなります。頑張ってゴールド免許を目指しましょう。

複数所有新規割引(セカンドカー割引)

適用条件 2台目以降の自動車を契約される場合。
※1台目と2台目が同じ損害保険会社である必要はありません。別々の損害保険会社であっても割引されます。
※1台目の契約をされている方の等級が11等級以上であることが条件です。
適用対象車種 自家用車のみ
割引率 6S等級スタートではなく、7S等級スタートになります。

家族で2台目以降の自動車を購入した場合、等級は「7S」からスタートします。

新規で契約する場合の等級は「6S」です。それが「7S」からスタートすることで、保険料が割引されるという寸法です(等級は上がるほど保険料が安くなります)。例えば、いままでお父さんが乗ってた自動車だけだったのが、息子さんが自動車を購入した場合とかですね。息子さんの自動車保険は「7S」等級からスタートします。

ポイントは1台目と2台目が異なる損害保険会社でも割引が適用される点です。たまーに、自動車2台所有しているのに6S等級からスタートしているちょっともったいない方がいます。同じ損害保険会社なら適用漏れはないはずですが、異なる損害保険会社の場合は漏れもあり得ますので要チェックを。

ノンフリート多数割引

適用条件 1つの保険証券で2台以上まとめて契約したとき。
※被保険者が契約者、契約者の配偶者、契約者の同居の親族である場合に限ります。
適用対象車種 自家用車のみ
割引率 2台:3%
3~5台:4%
6台以上:6%

ご家族で2台以上の自動車を同じ損害保険会社の自動車保険で契約した場合に、ノンフリート多数割引が適用されます。損害保険各社の割引状況は下表のとおりです。

損害保険会社 割引有無 適用条件・割引率
東京海上日動 あり 2台:3%、3~5台:4%、6台以上:6%
損保ジャパン あり 2台:3%、3~5台:4%、6台以上:6%
三井住友海上 あり 2台:3%、3~5台:4%、6台以上:6%
あいおいニッセイ同和 あり 2台:3%、3~5台:4%、6台以上:6%
共栄火災 あり 2台:3%、3~5台:4%、6台以上:6%
ソニー損保
三井ダイレクト損保 あり 複数台割引(2台):1,000円
イーデザイン損保
おとなの自動車保険 あり 複数台割引(2台):600円
アクサダイレクト
チューリッヒ保険
楽天損保
SBI損保
セコム損害保険

ネット通販型の自動車保険でノンフリート多数割引があるのは少数派です。あったとしても2台目だけ割引される程度。その点、大手の代理店型の自動車保険はノンフリート多数割引があります。

しかし、やっぱり代理店型の自動車保険は基本保険料が高めなんですよね。ノンフリート多数割引が適用されたとしても、必ずしもネット通販型より安くはならないのが自動車保険です。2台所有していたとしても、ネット通販型の自動車保険と保険料比較しておいたほうよいでしょう。

Web約款・証券割引

適用条件 約款・保険証券を冊子ではなくWeb閲覧にした場合
適用対象車種 全車種
割引率 年間数百円程度

自動車保険に加入すると分厚い約款(契約内容が細かく書かれた冊子)と、ちょっと高級な紙に印刷された保険証券を渡されます。これを紙ではなくてインターネットから閲覧する方式を選ぶと損害保険会社にとってもコスト削減になるため、加入者の支払う保険料も割引になります。エコですね。

損害保険各社の割引状況は下表のとおりです。

損害保険会社 割引有無 割引額
東京海上日動 あり 年間240円
損保ジャパン あり 年間240円
三井住友海上
あいおいニッセイ同和
共栄火災
ソニー損保 あり 年間500円
三井ダイレクト損保 あり 年間500円
イーデザイン損保 あり 年間500円
おとなの自動車保険 あり 年間360円
アクサダイレクト
チューリッヒ保険 あり 年間500円
楽天損保
SBI損保 あり 年間500円
セコム損害保険

損害保険会社で割引の名称は異なります。e-証券割引とか、証券不発行割引とかになってたりもします。

分厚い約款を紙でもらったところで自宅で見ることなんてまずありません。地球環境のためにも、間違いなく選択しておいた方がお得な割引です。

インターネット割引

適用条件 インターネットから申し込みしたとき。
適用対象車種 全車種
割引率 年間定額で割引(数千円~1万円程度)

インターネット割引はネット通販型の自動車保険特有の割引です。

ネット通販型の自動車保険は代理店手数料が不要です。代理店型の自動車保険だと契約した代理店に損害保険会社から手数料が支払われるんですけど、代理店を介さないネット通販型は代理店手数料がありません。不要になった手数料の一部を契約者に還元しているのがインターネット割引です。

損害保険各社の割引状況は下表のとおりです。

損害保険会社 割引有無 割引額
東京海上日動
損保ジャパン
三井住友海上
あいおいニッセイ同和
共栄火災
ソニー損保 あり 新規:10,000円
継続:2,000円(前契約が新規インターネット割引ありなら5,000円)
三井ダイレクト損保 あり 新規:最大10,000円
継続:最大3,000円
イーデザイン損保 あり 新規:10,000円
継続:10,000円
おとなの自動車保険 あり 新規:10,000円
継続:10,000円
アクサダイレクト あり 新規:最大20,000円
継続:最大5,000円
チューリッヒ保険 あり 新規:最大20,000円
継続1回目:最大5,000円
継続2回目以降:1,500円
楽天損保 あり 新規:22%割引
継続:22%割引
SBI損保 あり 新規:10,000円
継続:10,000円
セコム損害保険 あり 新規:3,500円
継続:2,000円

「最大」と書かれている割引額がいくつかありますが、これは割引額が保険料によって変わるんです。保険料が年間10万円超えれば、2万円割引とかそういう仕組みになってます。

また、インターネット割引のセコいところは2年目以降の割引額がガクッと下がる点です。上の表にも2年目の割引額がガクッとさがる自動車保険ありますよね。そういった意味でネット通販型の自動車保険を選ぶ際には

・2年目以降の割引額

が非常に重要です。まぁ毎年乗り換えて、毎年新規割引を受けるということもできますが、それもちょっと面倒ですよね。

優秀なのは2年目以降もインターネット割引10,000円となるイーデザイン損保おとなの自動車保険SBI損保です。長期間の契約をお考えの場合は、このあたりの自動車保険を要チェックです。

まとめ 割引を賢く使えば保険料を節約できる!

自動車保険の割引は損害保険会社で特色があります。

同じ名目の割引でも、各社で割引率が異なりますし、そもそもA社では割引されるのに、B社では割引されないなんてこともあります。

大切なのは比較です。もしかしたら、いま加入されている自動車保険では割引されていないけれども、他社に乗り換えたら割引が効いてググっと保険料が安くなるっていうことがあるかもしれません。

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●代理店型

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • あいおいニッセイ同和
  • 共栄火災
  • こくみん共済

●ネット通販型

  • ソニー損保
  • イーデザイン損保
  • 三井ダイレクト損保
  • アクサダイレクト
  • チューリッヒ
  • 楽天損保
  • AIG損保
  • SBI損保
  • セコム損害保険
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